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「ユーザー目線で開発しよう」という言葉をよく耳にします。自分もそう思っているし、実際に大切なことだと思っています。 でも、最近ふと思いました。自分が思い描いていた”ユーザー”は、ずいぶん狭かったかもしれない、と。

会社がユーザーへ価値提供する流れを俯瞰してみる

自分の仕事がどこに繋がっているのかを考えてみたことがあります。

最終的には、自分が開発に携わっているプロダクトを使うエンドユーザーの利便性につながる——それは間違いありません。でも、そこに至るまでの過程を辿ると、いくつもの”受け取り手”がいることに気づきます。

  • ドキュメントを残すとき、それを読むのは同僚や未来の自分
  • リリースフローを整えるとき、それを使うのは他部署のメンバー
  • コードをきれいに書くとき、それを読むのはレビュアーや引き継ぐ人

どれも「ユーザー目線」と呼んでいいはずなのに、普段そう意識していませんでした。

“ユーザー”は思っているより広い

この気づきから、自分の中で「ユーザー」の定義が変わりました。

対象 具体的な場面
エンドユーザー プロダクトの使い勝手、UIの分かりやすさ
チームメンバー コードの可読性、レビューのしやすさ
他部署・他チーム リリースフローの整備、連携コストの削減
未来の自分 ドキュメントの整理、設計の一貫性

自分の行為が”誰かを楽にしているか”という観点で見ると、開発行為のほぼすべてに受け取り手がいます。

結論

最終的に自分がたどり着いた解釈はシンプルです。

仕事とは、誰かの側を楽にすること。

楽にする対象がエンドユーザーだけだと思っていると、コードの読みやすさやドキュメントの整備が「なんとなくやるもの」になってしまいます。でも、それを受け取る人を具体的に想像すると、同じ行為でも意味が変わってきます。

「ユーザー目線」という言葉は正しい。ただ、その目線を向ける先は、もっと広くていいのかもしれません。

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